平成25年12月 定例会『アンティークについて学ぶ』
日 時 | 平成25年12月4日(水) |
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場 所 | トライフルワース・アンティークス ( ティーミーティング : 同上 ) |
参加人数 | 29名 ( アフターセミナー : 29名 ) |

12月定例会は、小矢部市内にあるアンティークショップ『トライフルワース・アンティークス』にて行いました。セミナーはお店の代表である京田氏にご講演頂き、質問タイムには、英国で買い付けて頂いた紅茶やお手製のスイーツを出して頂き、ティーミーティングまでセットにした形としました。
お話はアンティークの基本や概論を知るためにアンティーク家具の歴史から始まりました。英国の皇室の流れに合わせてデザイン様式も変わっていること、年代によってよく使用された木材も違ってくること、接着剤などの開発によって家具の実用性やコストが進化してきたこと、など、IC試験の勉強のときには苦手意識のあった歴史も実際の家具を見ながら、わかりやすくお話し頂けたことで、すんなり理解することができました。
また、英国では、待つ場所・食事をする場所・お酒を飲む場所など、シーンに合わせて居場所や空間を変え、それに合わせてそれぞれの空間に家具を置いているというライフスタイルも教わりました。生活と家具が密接に結びついている結果、素敵な家具がたくさん生まれてきたのだろうなと感じました。

なるほどと思ったのは、「アンティークとは、デザインの耐久性の高いもの」であるという京田氏のお言葉、飽きずに永く大切に使えるデザインであるから、アンティークになっていくということにとても納得しました。英国では、解体した後の部材や部品などはすべてのものを再流通するそうです。デザインも資源も大切にしている国なのですね。
今回のセミナーでは、家具の修復作業場も拝見し、店内の素敵な家具に囲まれながら、最後にはアンティークの食器でお茶を頂き、皆様、ゆったりとアンティークを堪能して頂けた定例会となりました。

( 奥村 記 )