ICCトヤマの活動

平成20年9月 定例会
『最新ホームシアター事情』

日 時 平成20年 9月16日 (火)
場 所 講演 : 富山県教育文化会館 501号室
アフターセミナー : 祁門 (キーマン)
参加人数 講演 : 31人
アフターセミナー : 17人
講演の様子1

 DVDの登場で、家庭でも気軽に楽しめるようになった「ホームシアター」ですが、地上波デジタル放送の普及で、一気にテレビも大画面化し、特に新築においては、初めからAV機器とインテリアとの整合を考えなければならなくなりました。ホームシアター関係は、機材の種類も多く、またマニアが存在する世界なので、いちど全体を学んでみたいと言う声が寄せられていました。

 9月の例会では、「最新ホームシアター事情」と題して、全国でも有数のAV環境のインストーラーである、金沢の「アンティフォン」代表の松井邦彦氏をお招きし、ホームシアターの歴史や、音響設計の基本、インテリアにおいて留意すべき点などを勉強しました。

 最初は、アルファベットと数字が並び、音響や画像圧縮の歴史や考え方を解説。慣れない単位などで戸惑った人も多かったのではないでしょうか。後半は、施工例の写真を中心に、注意すべき点、スクリーンとプラズマの長所と短所など、より具体的なノウハウを知ることができました。

  アンティフォンさんの入るようなお客様は、音響などにこだわりのある方が多いため、機器も高価なもので、造作家具で壁面を統一するような施工方法がお勧めということでした。一般的な家庭の場合は、まず4チャンネル音響への対応ということで、天井埋め込みのスピーカーを初めから考えておくこと、そして機器の変化に対応できる配線方法で、ということが大切だとか。

 リモコンで照明やブラインドがコントロールできたり、機器もどんどん進歩しています。高度なものを求めるお客様の場合は、早い段階で専門家を交えたミーティングをすることが、結局はコストダウンになるのかもしれません。