ICCトヤマの活動

平成16年10月報告
建物見学会 『金沢21世紀美術館~石川県立歴史博物館』
(IICA・ICC TOYAMA合同見学会)

日 時 平成16年10月20日(水)
内 容 建物見学会 『金沢21世紀美術館 ~ 石川県立歴史博物館』
(IICA・ICC TOYAMA合同見学会)

台風23号の影響で朝から雨模様の中、10月度定例会が行われました。

今回の定例会は石川インテリアコーディネーター協会(IICA)の方々のご協力を頂き、今月オープンしたばかりの「金沢21世紀美術館」そして、加賀料理の「石亭」、「石川県立歴史博物館」、金沢でも話題のSweetsのお店「つぼみ」を一日かけていろんな視点から見学してきました。

まず、「金沢21世紀美術館」。
妹島和世氏設計ということで全国的にも注目を集めている美術館で、ずっと見学できるこの日を待ち望んでいました。円形の美術館の中に島のように点在する展示室を訪れる毎に刺激的な作品と出会い、回遊を重ねることによって非日常的な時間が流れていく・・・。作品に共鳴して欲しいということから、開館記念として「21世紀の出会いー共鳴、ここ・から」というテーマがつけられたという趣旨のとおり、時代の感性を体感することのできる美術館でした。

そして、昼食に訪れた「加賀 石亭」。
古い伝統が培ってきた自然と人間との調和の美しさが今も息づいている金沢らしさを満喫できる料亭。石川インテリアコーディネーター協会の方々と総勢約40名で和やかな楽しい時間をすごしてきました。

「石川県立歴史博物館」
今まで、近くまで来て前を何度も通っていたのに足を運ぶことの無かった場所。
かつては旧陸軍兵器庫であり、戦後は金沢美術工芸大学に使用されていた本多の森公園の赤煉瓦棟が装いを新たに生まれ変わったものです。学芸専門員の本康さんに案内を頂き、とても面白く興味深い解説が聞くことができました。

最後に訪れた、和のスイーツ「つぼみ」。左官壁の展示場とでも表現したくなる程、多種多様な壁が、しかも素晴らしい質の高さで使われていました。まさに現代の左官技術の粋を集めたといって過言ではありません。当日は店主がわざわざ?イスルギ(左官工事店)の中村さんをお呼び頂き、貴重なお話をお伺いする事ができました。
今回の定例会は盛沢山の内容で、全てにおいて刺激的で、再度訪れたいと思えるそんな場所ばかりでした。

(古村記)